NUVOOK:6月に子どもと読みたい4冊の本

日本の6月はしっとりとした季節なので、外に出ないでゆっくりと本を読んだりボーっとしたりするのにいい時間。というわけでニュービレッジおすすめの本=NUVOOKを4冊ご紹介。

『動物会議』 文:エーリヒ・ケストナー、絵:ヴァルター・トリアー

『飛ぶ教室』などでも知られている児童文学の巨匠、レジェンド、ケストナー先生の『動物会議』は、20世紀を取り回す人間たちがいかにもヒドイ、どうしようもないということで世界中の動物たちが起ち上がって、みんなで会議をして人間たちに動議を起こす、というもの。ほんとうに、動物たちが言葉を喋ることができたら、人間たちに言いたいこと、伝えたいことがたくさんあるでしょうね。

 

『どきん』 文:谷川俊太郎、絵:和田誠

こちらもリビングレジェンド、詩人、谷川俊太郎さんのひらがな詩シリーズからの一冊。”言葉のはじまりは詩のようなものだった”と言ったのはルソーでしたが、ニュービレッジも每日が詩のような言葉でできていたらなあと夢想しつつ、谷川さんの言葉を歌うように読むのでした。

 

 

『Dr.スランプ』鳥山明

続いてこちらもレジェンド、鳥山明先生のマンガ、『Dr.スランプ』、アラレちゃんです。子どものときに読んでも面白かったのですが、親になってみてから読むとまたこれが別の面白さ。ウチにもアラレやがっちゃんが居るんだなあと気づくのでした。そしてそして、ニュービレッジの一つのモデルはもちろんペンギン村。一つのコミュニティとしてペンギン村を見てみると、またいろいろな学びがあって味わい深いです。

『新・冒険手帳』 著:かざまりんぺい、画:佐原輝夫

「冒険というのは、人間らしさを取り戻すこと」をテーマにした名著、『冒険手帳』(著:谷口尚規、画:石川球太)の正統な続編。「食べる」「寝る」「ウンコをする」「伝える」など、”冒険”に必要なスキルをわかりやすいイラストと解説で展開している、小学生(特に男子でしょうね)必読の一冊。2011年の震災以降、生きる、生き残るために必要な智恵とはなにか、というテーマが切実に迫ってくるこの時代ですが、ニュービレッジのテーマも「これからの世界を生き抜いていくために必要な智恵」をコドモもオトナもよってたかって考えたり練習したりしようぜ、ということだったりします。

NUVOOK、次回もお楽しみに!