今週の4 GOOD Linksは学校のお話を4つ。
①元リクルートの校長・藤原和博さんに訊く【前編】「AI時代に必要な力の鍛え方」
https://www.saison-chienowa.jp/articles/BP9yfyLH?page=1
杉並の和田中の校長になって取り組んだ”よのなか科”が有名な藤原和博さん。いまは奈良の高校で、授業中のスマホの持ち込みOKという超実験的な学校を運営しています。「片手で食べられるかき氷は?」というテーマでのブレストの話し、「AI時代にも残る人間の仕事とは」という例の問いへの藤原さんの回答など、正解の無い時代をサバイブするための教育と学びのお話。
②「研究の結果、宿題はムダ」NYの公立小学校が宿題を廃止に
https://irorio.jp/umishimaakira/20150306/211305/
家族との時間や外で遊ぶこと、なにより学ぶことへのへの意欲が無くなることを理由にNYの小学校のジェーン・スー校長先生(え?)が保護者にお手紙。タイトルは少々煽り気味ですが、これまでのような宿題は廃止し、これから別の宿題、”ポジティブなインパクトのある新しい宿題”を探求するとのこと。オリジナルの記事はこちら(eng) https://goo.gl/EJFwP4
③不登校は問題行動? 市と連携した日本初のフリースクール校長の白井智子に訊く
https://www.saison-chienowa.jp/articles/GzwiT9jI?page=1
大阪府池田市で、行政と連携したフリースクールを運営するトイ・ボックス白井さんのインタビュー。フリースクールに関しては、2016年12月に成立した教育機会確保法の成立が最近では大きな動きですが、その成立にも関わっていらっしゃる白井さんです。教育機会均等法は、これまで公的には是正すべきこととされていた「学校に行かない」ことを、それも一つの選択であり、フリースクール等で支える仕組みを認めたという意味で大きな一歩でした。
義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律の公布について(通知)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1380952.htm
http://freeschoolnetwork.jp/wptest/wp-content/uploads/2017/04/20170331kihonshishin.pdf
教育機会確保法の基本方針(文科省)
④軽井沢で準備中の新しい学校
幼稚園・小学校・中学校、2020年4月の開校に向けて準備している一般財団法人軽井沢風越学園という新しい学校の準備サイト。
発起人は楽天の創業者でもあった本城慎之介さん、元教員で学芸大准教授の岩瀬直樹さん、新しい教育のありかたについて切れ味のいい視点を提供してくださっている熊本大学准教授の苫野一徳さん。団塊ジュニア世代以降の大人が、子どもをもつようになって、これからの学校のありかたや教育の未来について、新しいチャレンジをはじめているような気配を感じます。もちろんわれわれNUVILLAGEも。
“私たちは、すべての子どもの<自由>に生きるための力を育むと同時に、<自由の相互承認>の感度を育む場所が学校だと考えています。より多くの人が「自由だ、幸せだ」という実感をもって生きられる社会が私たちの理想です。”
“軽井沢風越学園では「違う」こと、「混ぜる」ことを大切にします。みんなが同じであることよりも、違うということを知り、体験し、それを大切にしながらゆるやかにつながる学校。いろいろなことを分けて遠ざけるのではなく、なるべくたくさんのことを混ぜて新しい出会い、新しい動きを生み出していく学校”
“3歳から15歳。子どもと大人。校舎と森。地域と学校。遊びと学び。ある教科と別の教科。いろいろな違いが混ざりあっているのが軽井沢風越学園です。”
今週は以上です!